オンライン・オープンハウス日程: 2021年11月12日~12月14日
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この度は、コスト削減策についてご協力頂き、誠にありがとうございました。 今回、皆様からお寄せいただいた貴重なご意見。その内容をしっかりと分析、検討し、プロジェクトの次のステージへと反映してまいります。 なお、このオンライン情報ウェブは、最新の情報が追加されるまで、このまま引き続き掲載を致します。 当プロジェクトの最新情報をご希望の方は、このページの一番下にあるフォームをご利用ください。
専門家によると、各オレゴン州民が生きている間にマグニチュード8以上地震が発生する確率は、3分の1以上の確立だと言われています。ポートランドの老朽化したダウンタウンの橋は、このような大地震には耐えられないと予想がされています。また、その様な地震が発生した際には、ダウンタウンの橋が復旧後再度使えるようになるまでに少なくとも数週間かかります。その様な理由から、モルトノーマ郡は地震に備えるために、ダウンタウンの主要地点の少なくとも1つに対し、率先して備えようとしています。
ダウンタウンの中心に位置し、地域の生命線ともいえる “ライフライン” に指定されているバーンサイド橋。この橋は、大地震発生後の緊急対応、救助、経済復興において重要な役割を果たします。既存のバーンサイド橋は建築から100年近く経過しており、その耐用年数が近づいています。新しく建築されるバーンサイド橋は、次世紀の市民の交通ニーズをしっかりと支えてくれる橋へと生まれ変わる必要があるのです。
このプロジェクトは現在、環境審査段階にあります。2020年後半から2021年前半にかけて、初期に推奨された代替案に関してのご意見を多くの市民からお寄せいただきました。その結果、地域タスクフォースからの提言や地域住民の調査から88%以上の支持を得て、耐震性に優れ、コストが低く、環境への影響が少ない代替ロングスパンが最良の選択肢として支持を得ました。又、2021年初頭には、建設すべきロングスパン橋のタイプについて、桁、トラス、ケーブルサポート、タイドアーチ。そして同時に、橋の可動部のバスキュールやリフトなどの検討も行ってきました。
2021年春に完了した追加工事内容と、それに伴う費用見積もり作業。現在、プロジェクトリーダーたちは、そのコストについての懸念点を提起しています。当プロジェクトリーダーは、現在の経済状況と資源物資高騰によるコストの上昇。また、地域内の他の大規模プロジェクトとの資金の競合を認識しています。加えて、資金調達と建設の可能性をより高めるため、コスト削減方法と細かな分析をプロジェクトチームに求めました。コスト分析、環境・許認可分析、ステークホルダーからの情報提供などを受け、そこから当初のロングスパン案に3つの重要な改良を追加。その内容を含め、地元コミュニティに検討していただくに至りました。
2016年から2018年にかけて、100以上のオプション案の初期検討を開始。実行可能性についてやトンネル、フェリー、ダブルデッキブリッジなどの研究調査をしました。また環境調査段階では、ロングスパン橋を含む4つの橋梁案が評価対象として推奨されました。
2020年秋、一般市民からの意見収集と評価プロセスを経ました。 その結果、最も低コストで自然資源への影響が少なく、また地震に最も強いという理由から、ロングスパン案が環境影響評価書(Draft Environmental Impact Statement)の優先代替案として推奨されました。
2021年初頭、プロジェクトチームは様々なタイプの橋梁構造についての情報を共有。2022年の最終設計段階へと移行するために、その選択肢を1つに絞ることを目標としました。
モルトノーマ郡は、2021年6月に当プロジェクトの推定コストを削減する為、コスト削減研究を発表。その際、郡のリーダーと当プロジェクトチームに対し、費用全額出資と建設可能率がより高くなるようにするため、そのコスト削減方法をしっかりと分析するよう求めました。
モルトノーマ郡は、現在、ロングスパン代替案改良について、3つの方面から検討をしています。(1) 費用削減策 (2) 環境影響に関する政府機関からのフィードバック (3) ステークホルダーからの意見。 改良案を郡が正式に進めた場合に、それらの変更は2022年3月に発行される環境影響調査の補足案に反映されてます。又、その内容は正式に一般公開がされます。
そこで承認がされると、資金状況に応じて2022年半ばには最終設計が出され、2025年には建設開始へと移行する予定です。
オンライン・オープンハウスの各所にあるプラス記号をクリックすると、各トピックについての詳細が表示されます。
当プロジェクトの初期コスト検討事項は、昨年から大幅な変化が求められています。その理由は以下の通りです。 1億5,000万ドルを割り当てる予定だった2020年の地域交通債券対策が成功に結び付かなかったこと。大規模インフラプロジェクトに対しての資金・資源調達競争が激化していること。COVID19禍中から発生している、人件費・材料費の高騰などです。この様な大きな課題にもかかわらず、ポートランド地域に発生するとされている地震。それに対応する橋梁建築の必要性に変わりはありません。よって、モルトノーマ郡は引き続き、プロジェクトを完工する意向を表明しています。尚、現在当プロジェクトの資金調達と建設を確実に行っていくためにも、費用削減案に真剣に取り組んでいきます。
元の案を改良することにより、約2億ドルの費用削減が見込まれます。すなわち費用推定額の範囲は、8億2500万ドル~9億1500万ドルとなりました。 この見積もり額の範囲は、当プロジェクトに現在大きな影響を与えている、COVID19による価格高騰から経済がどのように回復するかに大きく依存をしています。さらに、最終設計段階の状態によっては、より一層の絞り込みがされていきます。
モルトノーマ郡は現在、地域の自動車登録料収入から約3億ドルの資金を得ています。また、当プロジェクトの資金不足を補うため、バイデン大統領が提案しているインフラパッケージを含め、市・地域、州、連邦政府からの資金確保にも積極的に取り組んでいます。
オレゴン州は、カスケード沈み込み帯(CSZ)と呼ばれる地帯に位置していることから、強大地震が繰り返し発生している地帯です。数々の研究によると、オレゴン州の住民の多くは、生きている間に大地震に遭遇する割合と危険度が高いという結果がでています。
バーンサイド橋耐震強化プロジェクトでは、マグニチュード9.0の地震に耐えうる橋の設計計画を行っています。 これはダウンタウンにある、いかなる橋の基準をも超える強化な橋とする必要性があり、そのためには高度なエンジニアリングと建設設計が必要となります。
当プロジェクトで費用がかかる理由の一つとして、ウィラメット川に近いバーンサイド橋周辺の不安定な土壌への対応があります。 地震が発生した場合、川の東側と西側の土壌が液状化し、橋の支柱が不安定になるとされています。この問題は、バーンサイド橋の現場に限ったことではありません。ウラメット川沿いにある全ての橋、そして老朽化したダウンタウンの橋すべてにとって大きな脅威となるのです。 この問題を回避するためには、支柱周辺の土壌を広範囲に補強して、支柱の安全性を保つことが必須です。加えて、川の東側に位置するユニオン・パシフィック鉄道の線路周辺。そして、I-5上の建設もしっかりと計画しなければなりません。
さらに、長い部材と可動式のスパンで構成された複雑な橋においては、特に専門的な工事が必要となります。当初、橋の拡幅案を検討していました。しかし、現在の人件費や材料費高騰という理由から、現時点において現行の橋とほぼ同幅のデザインを推奨するに至っています。
当プロジェクトの費用見積もりには、現在の建設資材の高需要が反映されています。しかし、建設が始まる4~5年後の労働力、費用そして資材コストについては定かではありません。
推奨されるコスト削減策を採用した場合、優先順位の高い選択肢の推定コスト範囲は、 8億2500万ドル~9億1500万ドルと見込まれています。尚、この見積もり額は、 最終設計中にさらに精査され絞り込みがされていきます。
当プロジェクトリーダーは、費用削減策を検討しましたが、追求しないことを決定しました。
新しい橋の幅は、既存の橋とほぼ同じ。しかし両方向に、衝突防止用のバリアーで保護がされ広く改良された、歩行者・自転車用レーンが設置されます。当初の代替案と比較しても、橋の全体的な幅を縮小することで、プロジェクトにかかる費用を最大1億5千万ドルの削減ができます。
当プロジェクトチームは、コスト削減のために車線を5車線から4車線に減らすことを提案しています。もちろん、最終決定となる車線や路肩の幅にもよりますが、当初の代替案と比較すると最大17フィートの道路幅の縮小となります。すなわち、修正後における一代替案としての例になりますが、橋の幅を26フィート削減に対して66%を占める割合に相当します。このことにより、橋上および橋への接近時に交通渋滞が発生する可能性が否めません。車両使用となる44~50フィートのスペースを配分するため、4つの疑念が生まれてきます。同時に、バーンサイド橋や他のダウンタウンの橋において、ピーク時の交通渋滞の影響がどのように出るのか等の分析もされました。各オプションの交通への影響については、下に書かれている車線割り当てオプションのセクションをご覧ください。
車両レーンの4つのオプション詳細については、下のドロップダウンの箇所をご覧ください。
このオプションでは、
過去の収集データによると、朝、ポートランドのダウンタウンに通勤するためにバーンサイド橋を使う人よりも、夕方ダウンタウンを離れるときにバーンサイド橋を使う人の方が多いことがわかっています。
交通と乗り換え・トランジットの概要
このオプションでは、
リバーシブル・レーンは、時間帯に応じて東と西のどちらかの方向に車両を通行させます。朝の通勤時間帯には、ポートランドのダウンタウンに方面へ西方向への交通。午後の通勤時間帯を含むその他の時間帯には、逆方向へと反転(リバース)します。 標識、頭上信号、道路のストライピング化、垂直反射装置などの交通デザイン技術を組み合せての表示が行われます。 現在のポートランドでは、橋や道路のリバーシブル・レーン方式は使用されていません。しかし、多くの市・地域では何十年も前から取り入れられ成功をしている交通デザイン方法です。 (例:サンフランシスコのゴールデンゲート橋、カナダのブリティッシュコロンビア州バンクーバーのライオンズゲート橋など) モルトノーマ郡はポートランド市と協力して、安全かつドライバーが理解しやすく使いやすいデザインを開発していきます。
交通・運輸の概要
このオプションでは、
このケースでは、橋幅が広がる橋の両端の交差点付近を除いて、すべての車線が一般車両用に設定。バスは専用優先レーンと信号によって、他の車両を追い越すことが可能となる案です。
交通・トランジットの概要
改訂された代替案では、橋の両側に14〜17フィート幅の自転車・歩行者用レーンを設置。 これは、既存の橋にある12.8フィートより広く、また他のダウンタウンの橋のものより広くと い幅となります。当初検討していた代替案では、橋の両側に20フィートの自転車・歩行者用レーンの配置を予定していました。しかし、この案は それより縮小化がされています。
橋の両側の車線および自転車・歩行者レーンの間には、安全性を高めるための衝突防止用のバリアが設置されます。
自転車と歩行者のスペースを調整した場合の影響、およびトレードオフについての詳細をご覧になりたい方は、ドロップダウンをクリックしてください。
交通関連の温室効果ガス排出量に関しては、大きな変化はないと予想されています。とはいえ、現存の橋に比べ自転車・歩行者用レーンが広く車線が減ることによって、自転車通勤のモード・スプリット目標が達成されると見込まれます。 因みにこの目標は、モルトノーマ郡とポートランド市が共同で作成。『2009年気候行動計画』の中で初めて掲げられたものです。 またこの目標は、ポートランド市の包括的な計画の中で、2035年までに自転車通勤モードの割合を30%目標と修正されました
2021年初頭、当プロジェクトチームは西側の橋梁構造について、『橋梁デッキの上に構造物があるタイプ』と『(現存の橋同様)橋梁デッキの上が開放されているガーダー構造タイプ』という構造案を検討しました。 西側の橋の上に構造物を設置する代わりに、桁構造を選択することで、プロジェクトの費用を2,000万ドル~4,000万ドル節約することにつながります。 同時に、歴史的に貴重なオールドタウン、チャイナタウン地区、スキッドモア地区への視覚的マイナスイメージも最小限に抑えることができます。
2021年の夏、政府の規制機関とポートランド歴史建造物委員会からのフィードバックによると、西側のアプローチ部にどのタイプの甲板上構造物を設置したとしても、貴重な歴史地区へのマイナスイメージ影響は免れないという事が判明。この様な理由から、甲板上橋タイプ(タイドアーチ型またはケーブルサポート型)を建設することは、歴史的地区の景観への影響が強いため認可はされません。
今年初頭時点では、桁の案を選択することは最有力候補ではありませんでした。 その主な理由は、橋のデッキに厚みが必要となるため、トム・マッコール・ウォーターフロントパークの高さ制限が既存のものより低くなってしまうからです。 しかし今年度の夏、当プロジェクトチームは桁の設計を改良し、現在の橋と同じような厚さ(又は、それ以下)に設定。これによって、当初の桁の設計のものよりも橋の下の見通しが改善されました。改良された桁の設計では、ウォーターフロントパークの橋脚は、当初の代替案の1本だけではなく2本になり、垂直方向のクリアランスはより大きくなります。また、現在ある公園内の現在の橋の5本の柱。それが2本へと減少がされます。これにより、橋の下で催されるサタデー・マーケットなどの催しイベントに多くのスペースを確保することが可能となります。
2021年初頭の時点では、橋の西側の桁のデザインは、選択肢としてあまり人気はありませんでした。 とは言え、このデザインは、歴史的なオールドタウン、チャイナタウン地区、スキッドモア地区に対し優れた評価を得られること。加えて、 新しい橋の建設許可を得るために必要な連邦政府の要件を満たすことが可能になります。
橋の西桁の利点と代償についての詳細は、ドロップダウンをクリックしてご覧ください。
この桁のオプションは、タイドアーチ型やケーブルサポート型など、検討された他の西側の橋梁タイプのデザインよりも材料使用量が少なく済むタイプです。よって、建設コストも低くおさえることが可能な為、約2,000万ドル~ 4,000万ドルの費用削減につながります。
最近の環境技術分析と政府機関の意見によると、検討された甲板上の橋のタイプは、歴史地区に悪影響を及ぼすこと。また、許可を受ける上で大きな課題が発生することが明らかになりました。
現在と同様の状況を西側の桁構造にて維持することで、歴史的なオールドタウン、チャイナタウン地区、スキッドモア地区に利益をもたらします。 橋の表面より上に構造物を配置しないことで、西側の開放的な眺めを維持することができます。また、ダウンタウン近隣の歴史地区を維持するための重要な要素ともなります。
また、桁構造であれば、橋の西側は現在の橋と同じような形となり、現在の橋の特徴を残すことが可能です。
西側に桁構造を設けることで、以前、橋のタイプに関するオンラインアンケートに回答した多くの地域住民が高評価をした、橋からの良い眺めを望むという意見を尊重することができます。 このオプションでは、橋の表面より上に構造物がないデザインになっています。よって、歴史的なオールドタウン、チャイナタウン地区、スキッドモア地区、そして人気の高いポートランド・オレゴンの看板をよりダイレクトに見ることが可能となります。 また、ウォーターフロントパークから川を見渡せ、より開放的な景観を楽しめます。
今年頭、様々なデザインの案を皆さんと共有しました。西側のアプローチスパン、東側のアプローチスパン そして中央部可動スパンです。 可動橋のタイプとしては、ホーソン橋やスチール橋のような垂直リフト型。そして、現在のバーンサイド橋やモリソン橋のようなバスキュール型(跳ね橋)の2種類が考えられました。 一般市民、ポートランド歴史建造物委員会、デザイン委員会やその他の多くの人からは、中央部スパンにバスキュール(跳ね橋)型の採用、という希望が多く聞かれました。
垂直リフト型のオプションは、タワー部が視覚的に目立つデザインとなります。そのため連邦規制機関は、このオプションは地域にマイナス影響を及ぼし、ダウンタウンの歴史的地区とのデザイン適合性が低くなるという判断を下しました。 よって、リフト型案をオプション選択する場合には、プロジェクト本体の認可に支障をきたすことになりかねません。
費用分析の一環として、バスキュール式可動支柱案は、垂直リフト案に比べて2,500万ドル~3,500万ドル程低いコストになるとプロジェクトチームは分析しました。 リフト型案よりも低コスト、歴史的・文化的資源への環境影響が最も低く、かつ地域社会からも高支持を得ているスタイルという理由から、当プロジェクトチームと地域社会部会(タスクフォース)は、〚バスキュール式可動スパンを最終設計に進めることを推奨〛しています。
橋の東側のスパンについては、タイドアーチ型、ケーブルサポート型、トラス型の3つのタイプの橋が検討評価されました。 一般市民を対象としたアンケートの結果、トラス型への支持は非常に低く、タイドアーチ型とケーブルサポート型はほぼ同等の支持を得ました。しかし、トラス橋案は2021年初頭に削除されました。
当プロジェクトチームは、タイドアーチ型とケーブル支持型の橋のタイプの選択を現時点で決定するのではなく、最終設計段階に持ち越すことにしました。 最終設計の段階で、モルトノーマ郡が担当建設業者を決定採用した後に、エンジニアリングチームと建設業者が一緒になって検討する運びとなっています。 タイドアーチ型とケーブル支持型の橋梁建設について、どの程度の費用削減となるのか。また、どのような課題があるか等をエンジニアリングチームと建設業者が一緒になって判断していくことになります。 この長スパン型の橋をフリーウェイ、鉄道、イーストバンク・エスプラネード、そして河口上に建設することは、大変な作業と多くの課題が山積しています。 よって最終設計段階では、東スパンの構造タイプを決定するため、市民の意見が引き続き考慮されます。
当プロジェクトチームは、あなたから寄せられるアンケートとそのご意見を検討していきます。それに基づいて、当初の代替案についての変更事項点を2022年3月に発行予定の補足環境影響評価書に反映させます。その後、さらに皆様からの声を更にお聞かせいただく機会を設けていきます。 尚、最終設計に進むための代替案の最終決定は、2022年秋に最終環境影響評価書(EIS)と登録決議として文書化がされます。
この追加分析に要する時間などを考慮して、最終設計の開始を2022年半ば迄延期することに決定。 資金の確保状況によって、早ければ2025年にも建設が開始されると見込んでいます。 さらに詳しいプロジェクト情報については、www.burnsidebridge.orgをご覧ください。